デバッグモードでは、 Chainerは実行時のVariablesの値をチェックし、更に詳細なエラーメッセージを表示します。 ユーザの作成したプログラムのデバッグを助けます。代わりに、追加のオーバーヘッドタイムが要求されます。
デバッグモードでは、 Chainerはfoward(順伝播)とbackward (逆伝播)の計算結果をチェックします。その値にNaN値が発見された場合、RuntimeError
が生じます。幾つかの関数やLinkにおいても入力値の有効性をチェックします。
バージョン2.0.0と同用に、chainer.config.debug
を使用してデバッグモードをオンにすることを推奨します。オブジェクト設定を利用する方法については、Chainerの設定もご覧ください。 Chainer v1から利用可能である、従来の方法についてのリファレンスも下記の通り、残されています。
chainer.is_debug | 現在のデバッグモードを取得する関数 |
chainer.set_debug | デバッグモードに設定する関数 |
chainer.DebugMode | デバッグモードコンテキスト |